1. 外壁

  2. お風呂

  3. キッチン

  4. 床・フローリング

  5. 壁紙・クロス

新潟の冬を快適に乗り越えるためのポイント

新潟は降雪・積雪量ともに多い地域で、マイナス気温が続くため、家の寒さ対策は必須と言えます。
雪国の家では、積雪量に耐えられる家・雪に影響されにくい生活スタイルなど、
厳しい寒さや積雪とうまく付き合っていくための知恵と工夫がたくさんあります。
このページでは、新潟での安全な暮らしの考え方とリフォームする際のポイントをご紹介します。

雪国ならではの道路事情

雪国では、雪が積もると家から出るにも一苦労。道路には雪国ならではの工夫がたくさんあります。以下は道路で見られる雪対策の一例です。

  • 消雪パイプで地下水を撒き、道路の凍結を防ぐ
  • 道路の表面にヒーター線を埋め込み、道路を温めることで積雪を防ぐ
  • タイヤチェーンを着脱できる場所があり、急な降雪でも対応ができる
  • 信号横にある表示器で道幅が確認できる

雪国の家が寒い主な原因

窓の隙間から入る冷気

→窓やドアなどの建物の隙間から冷気が入ってきやすいです。どんなに締め切っていても、風が強くなると、その影響も更に大きくなってしまいます。

壁が薄い

→壁が薄い場合は気密性がより弱くなり、室内の熱が外(寒い方)に逃げやすくなるため必然的に家全体が寒くなります。
壁はコンクリート作りだと冷えやすいほか、築年数が経った古い家の壁などは、断熱処理がされていない場合もあります。


→暖房器具で室内を温めているのに、床が冷たいと感じたことはありませんか?
その原因は、室内の暖かい空気が冷たい窓や壁に当たって急激に冷め、その冷気が床に流れ込む「コールドドラフト現象」という現象が原因です。窓や壁の防寒対策はもちろんですが、床も合わせて対策していくと良いでしょう。

個人でできる、寒さ対策の方法5つを解説

  1. 断熱効果を持つ壁紙を貼る
    断熱効果のある壁紙は、「断熱シート」や「壁紙シール」という名前で多く販売されています。一般的に壁紙を貼る簡易的なものが多く、大掛かりな工事が必要ないため、断熱設備として簡単に取り入れることができます。家の壁に断熱シートなど、断熱効果を持つ壁紙を張ることで、壁と部屋の間に空気の層ができるようになり、冷気をシャットアウトすることができます。
  2. 隙間テープやパネルボードを使用する
    雪国の家では外気の影響が大きいため、隙間テープやパネルボードの活用が効果的です。隙間テープは伸縮性のあるスポンジにテープがついているので、簡単に取り付けられ、サッシに取り付けることで窓から外気が入ってくるのを防げます。更に、玄関や浴室の窓のようにカーテンができない箇所には、立て掛けると外気を遮断できるパネルボードを置くだけで、隙間風を対策できますよ。
  3. カーテンを厚手に替える
    防熱効果や防音効果がある特殊加工された布を使用したカーテンがあるので、カーテンを新調するなら防寒がしっかりできるものを選ぶのがおすすめです。
  4. 厚手のカーペットやラグを敷く
    冷気が伝わりやすいフローリングには、厚手のカーペットを敷くと床から伝わる冷たさを緩和できます。カーペットの厚みがあるほど床の冷えが伝わりにくいですが、厚みがあると洗濯が難しい点がデメリットです。そのため、カーペットを二重にする・断熱シートをカーペットの下に敷くなど、枚数で工夫すると効果的です。
  5. 暖房器具を効果的に組み合わせる
    雪国の家で重宝するのが暖房器具です。暖房器具は、外の気温や家の構造・寒さの原因によって取り入れると効果的に家を温められます。一般的には、灯油ストーブやファンヒーターが必須でしょう。更に、雪国では外気温が氷点下になることが多いため、凍結対策が施されている寒冷地用エアコンを選ぶと安心です。一般的なエアコンと比べて出力も高いためしっかりと家を温めることができます。

リフォームで叶う、寒さ・雪害対策

寒さ対策

窓にシャッターをつける

→外側の窓ガラスは常時外の冷気と接しているため、シャッター等でカバーすることにより、冷気の侵入を抑えることができます。ただし、冬場であっても部屋の中は日射により暖かくなるため、雨戸やシャッターを閉めるタイミングは太陽が落ちる前に行うのがおすすめです。

窓を二重にする

→窓を二重窓にリフォームすることで、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせる空間を叶えることができます。また、冷暖房機器の効率を上げることで、省エネルギー化でき、地球にも優しいおうちにすることができます。二重窓にはガラス、サッシに結露防止、または防音機能性が加わったものもあり、希望に応じて選ぶことができます。ただし二重窓になると、鍵が2つとなるため、窓の開閉時に手間がかかるデメリットがあります。

お風呂に断熱材を入れる

→お風呂に断熱材を取り入れることで、寒暖差を減らし、ヒートショックを防ぐことができます。更に、浴室乾燥機を付けることで冬場のお洗濯問題も解決できます。

断熱リフォームをする

→断熱リフォームをすることで、室内の熱が外に逃げにくく、室温が屋外の温度に及ぼす影響を最低限に抑えます。 また、室温を一定に保ちやすくなるため不快な温度差がなく、コストも抑えることができます。 近年では、「ヒートショック」や「熱中症」、「寒さ」など家の中での不慮の事故が問題視されています。優れた機能を取り入れることで突発的な病気を防ぎ、寒さによる健康リスクを下げ、あなたとご家族を守ることができます。

雪害対策

雪や風で玄関ドアが開かなくなるトラブルの予防には?

→「風除室(ふうじょしつ)」は、その名の通り強風対策としても有効な設備です。
家の中と外の境となる空間を作ることにより、室内の断熱性を高める効果もあります。帰宅時に靴の泥などを払う場所として、あるいは土間収納としても活用できますよ。

窓ガラスが割れる事故を防ぐには?

→「雪囲いパネル」や、三協アルミ社などが販売している「ハウスガード」の設置が最適です。
窓や玄関扉のガラスが、上から落ちてきた雪や、積もった雪の重みによって割れてしまった…このような事故も、リフォームで未然に防ぎましょう。

雪による車の破損や、カーポート屋根の落雪事故の予防には?

→愛車を守るためには、カーポートは必需品と言えますよね。
しかし強度が弱いものだと、屋根や支柱が破損、ひどい時には、落下した屋根や雪の重みで車が下敷きになってしまうことさえあります。そこでカーポートは、「耐雪タイプ」のものを設置しておくと無難です。

屋根からの落雪事故を防ぐには?

→地域に合った工法を採用することが望ましいので、できれば地元の環境や積雪対策にも詳しいリフォーム業者と相談しながら決めていくとよいですね。
ちなみに、年に数回程度の積雪がある地域の場合には、「雪止め金具」の設置、もしくは屋根瓦を「雪止め瓦」へ交換する方法が適しているでしょう。
東北や北海道など、乾いた雪が降る豪雪地帯の場合には、「無落雪屋根」へのリフォームも人気があります。
また、ヒーターや温水パイプなどを活用する「融雪設備」を設置する方法であれば、積雪量に合わせて施工範囲を決めやすいという利点があります。

快適な暖かい住まいへ

冬が近づく前に、住まいをリフォームして快適な暖かい空間を作りませんか?
雪国ならではの美しい景色や自然を存分に楽しむためにも、リフォームは大切なステップです。
雪と共存できる住まいで、雪国ならではの生活や景色を楽しみましょう!